What is "とりの笛"?

北タイの山岳民族のお母さんたちがひとつひとつ、

手作りしているフェアトレード商品のネックレス

 

山岳民族の手工芸品をあつかうことで、北タイに住む山岳民族の村のひとに職業を与える、タイ現地NGOミラー財団の”e-Bannokプロジェクト”。「鳥の笛」は、その商品のひとつとして生まれました。

鳥の笛は、北タイの山岳民族が野鳥を呼ぶために利用した土の笛をヒントに、置物やネックレスとして商品化したものです。種類は、実際に山岳地帯に生息する鳥をモチーフとしており、色鮮やかな種類がたくさんあります。

鳥の笛は、アカ族を中心とした現在4人のお母さんたちによって作られています。

北タイの山岳民族のことを知っていますか?

鳥の笛生産者の方々とbeleafメンバー
鳥の笛生産者の方々とbeleafメンバー

 北タイにはアカ族、ラフ族など様々な山岳民族が暮らしています。彼らはもともと、独自の言葉と文化をもち、伝統的な焼畑農業をしながら、国境を問わない移動生活を営んでいました。しかし、1980年代のタイ政府の政策によって伝統的な焼畑農業を禁じられ、移動が制限された山岳民族たちは、低地への定住化を強いられました。山岳民族ということで不当な差別をうけたり、低賃金労働に甘んじなければならなかった彼らは、傷つき、タイ社会と異なる山岳民族の文化や伝統を継ごうとしなくなりました。また、安易な現金収入のための売春や麻薬栽培の誘惑や、国籍のために教育を十分受けられないといった問題もあります。

 

 このような複雑に絡み合う問題を彼ら自身の手で解決し、自立するサポートしているのが、タイ現地NGOミラー財団です。私たちbeleafは「鳥の笛」の委託販売のほか、年2回のミラーへのスタディツアーで現地の生産者を訪問することで、タイ山岳民族の方々の支援をしています。